2023-06-27
菱登製陶所さんのつくる えんける道具店の甕でお味噌を仕込んでから約半年たちました。順調に熟成してきてます。
こんにちは。えんける道具店の中村です。
菱登製陶所さんのつくる えんける道具店の甕で、今年1月にお味噌を仕込んでから、約半年がたちました。
4リットルある甕に、3キロのお味噌を仕込みました。
沢山の量の大豆を使ったので、全部入るか不安でしたが、ぎゅうぎゅうに詰めても容器にはかなりゆとりがありました。
容器本体の上から9センチくらい下のところまで、お味噌が詰められました。
重石として代用したブロックものせることができ、蓋もきちんと閉まりました。
半年間、台所の床上に置いておきました。
半年後。
見た目と香りにかなりの変化が見受けられました。表面にはかなり水分があがってきています。この水分は「たまり」という旨味成分だそう。
蓋を開けると、甘い香りが漂ってきます。
重石をのせていた部分が凹んでいますが、お味噌の容量自体に変化は見受けられず、容器内のカサにも変化はありませんでした。
「たまり」があがってきているからか、カビの心配もなさそうです。
仕込んだ時のぱさぱさとした印象はなくなっていて、色もかなり濃くなってきていました。
たまりの量が多い気がするので、重石を軽いものに変えて、引き続き熟成させていこうと思います。
普段はキッチンのあいたスペースに置いています。特別涼しい環境ではありませんが、問題なく熟成していると感じます。
密閉する容器ではないですが、普段は蓋を閉じているので、においが漏れることはありません。
日ごとに変化していく様子は、お味噌がじっくり育っていて、まるで呼吸をしているような感じが伝わってきます。
さらに半年間、熟成を待ちたいと思います。
綺麗な容器は、床上に置いておいても愛らしく、出来上がりまでが楽しみに待てる容器です。
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