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2,瓦職人 高橋さんのつくる黒七輪 伝統・製法を受け継ぎ、つくり続けられています

とても貴重な七輪です

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愛知県三河の七輪の製造法は長州、萩(現在の山口県)より伝来したといわれています。そのころより陶器製で二重構造にした七輪を製造していたとの伝承があります。

瓦の有名な産地、愛知県三河地方。

この地方は江戸時代から続く”三州瓦”の産地として有名な地方です。

瓦やかつての陶磁器製の練炭火鉢の技術を生かし、瓦素材と珪藻土を覆った耐久性のある七輪を製造してきました。

石川県、香川県と並び、七輪の三大産地といわれる愛知県の三河地方。

かつてはこの三大産地で、七輪の日本全体の需要をまかなっていたといいます。

需要の減少に伴い廃業が続き、現代の日本で黒七輪を作っておられるのは、ただ一人となりました。

愛知県三河産の黒七輪は丈夫で長持ち

三河産のつくる七輪はとても丈夫と言われます。その秘密は二重構造にあります。

外側には熱にとても強い素材「三河土」、内側には七輪に適した素材「珪藻土」を使った二重構造。

  • 三河土(外側):丈夫で長持ち。保温性が高い。
  • 七輪の素材となる珪藻土(内側):熱が加わることにより遠赤外線を発生させる、七輪に適した素材。濡れて吸水すると崩れやすく、また割れやすい。

丈夫な三河土を外側に使用することで耐久性に優れた七輪となりました。

愛知県三河産の黒七輪は空気口も土製

空気口は最も故障が多い部分です。

金属製の空気口は錆びたり取れてしまったりと劣化しやすいのですが、三河産黒七輪は空気口も土製です。

丈夫な土でできた空気口も七輪が長持ちする秘訣です。

 

瓦つくりの伝統・製法を受け継ぎ、職人の高橋さんの手によって、つくり続けられている黒七輪です

高橋さんは、大正時代から続く窯元さんの4代目にあたる当たる職人さんです。

瓦職人さんならではの技を生かし、頑丈でありながら細部にまでこだわりの詰まった、黒七輪をつくっておられます。

手作業で一つ一つつくられる黒七輪は、角や断面、表面の仕上げまでを、丁寧に整えられていきます。

瓦職人さんならではの技で、頑丈でありながら細部にまでこだわりの詰まった、高橋さんのつくる黒七輪です。

高橋さんのつくる七輪・製作の作業風景レポート記事はコチラです

 

 

 

  1. 七輪のつくる美味しさのわけ
  2. 瓦職人 高橋さんのつくる黒七輪
  3. 亀島さんご夫婦のつくるレトロな三河焼七輪
  4. 七輪の使いかた
  5. こんな場面で使います

 

オンラインショップ 七輪の商品ページのリンクはコチラです