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2023-07-18

えんける道具店の甕 4リットルの容器で漬けた、1キロの塩漬け梅干しが出来上がったので、容器のお引越しをしました!

こんにちは。えんける道具店の中村です。

えんける道具店の甕 4リットルの容器で、1キロの梅を漬けて約1か月、昔ながらのシンプルな塩漬け梅干しが出来上がりました。

赤しそを使わず天日干しも不要です。塩で一か月漬けておくだけで出来上がる、しっとりした触感と昔ながらのすっぱしょっぱい味わいが楽しめる、優しい色に仕上がる素朴な梅干しです。

 

4リットルの甕で、1キロの梅を漬けていた時の容器内の変化

梅干しの仕込み容器は梅の量に対して、2倍~3倍の大きさのものが適していると言われます。(梅の実2キロで、4~6リットルのサイズの容器)

梅の量に対して、容器が少し大きすぎるかな、と感じました。梅の実が2キロあっても漬けられそうなサイズ感でした。

4リットルの甕で1キロの梅の実を漬け、漬け始めは容器の半分より下の高さまで梅が入っていました。

漬け始めてから5日目。梅酢が梅の実の上まで上がってして、梅の実は少し潰れたように変形していていました。容器内のカサが減っています。

漬け始めてから1か月。梅酢の量や容器内のカサに変化はありませんでしたが、梅酢の色・梅の実の色に変化が見受けられました。

漬け始めは黄色かった梅の実が、ほんのりと赤みをおびていました。梅酢の色も薄いピンク色をしていました。

 

梅干しの容器をお引越ししました

4リットルの甕に入れたままだと、容器にかなりゆとりがあったため、6合の甕に全量が入りました。梅の実1キロは全部で40粒ほどありました。

綺麗に収まって、蓋もスムーズに閉められる量感でした。梅酢も一緒に入れれるくらい隙間ができました。

食卓へ出すとき、お料理に使いたいときは甕から取り出して使います。昔ながらの塩分濃度18%で漬けているため、常温でも長期保存が可能です。

使い終わった4リットルの甕の変化

4リットルの甕のこそには、1~2センチほど梅酢がたまっていました。

容器に色移りは見られませんでしたが、塩分濃度が高いためか釉薬の処理がしていない素地の部分には塩こしが見られました。

水道水で、簡単に洗い流すことができました。

洗い終わった甕は、ぬか漬け容器にしたり、お味噌の仕込みにつかったりするほか、お米びつにしたり、食品ストッカーにして使うのもおすすめです。

 

初めてでも簡単な、干さなくても出来上がる塩漬け梅干し。半年、1年、3年と時間がたつにつれ、塩味のかどがとれ、まろやかな味わいに変化してきます。

長期間保存がきくからこそ、漬けあがった後は別の容器に移し替えることで、無駄なスペースを取らなくて済みます。

漬ける容器と、保存する容器を使い分けることで、失敗なく漬けられ、保管の際はコンパクトに収めることができます。

 

 

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