甕の良さ・甕の使い心地
5.4リットルの甕に、4キロのお味噌を仕込んでみました
容器を選ぶ際は、出来上がりのお味噌の重さに対して、同等以上の容量のもの選ぶと良いと言われています。
(例:出来上がり5キロのお味噌の場合で、5リットル以上の容器)
大きなブロックを重石として代用したので、5.4リットルの甕に4キロのお味噌を仕込んでみました。
思っていたより沢山のお味噌を仕込めそうです
しっかりとお味噌を押し込んでいくので、容器の上部が結構スペースが余った感じがしました。
容器本体の上から8センチくらい下のところまで、お味噌が詰められました。重石の大きさによっては、5キロくらいまでのお味噌も仕込むことが出来そうです。
重石や押し蓋がのせやすかった
押し蓋は、19センチ系のコルクの鍋敷きを代用。
少し曲げるようにして、容器の中へすんなり入れることができました。
お味噌の量によっては、小さめのお皿などで代用したほうが良さそうに感じました。
下へいくほど、すぼまった形をしている容器なので、お味噌の量が少ないときは小さめのお皿が押し蓋として活躍してくれそうです。
重石がなかったため、ブロック(幅 10センチ・高さ 6センチくらいのもの)で代用しました。
お味噌を詰めた後の容器上部にかなりゆとりがあったため、こういったブロックでものせやすかったです。
蓋と重石がぶつかったりすることなく、スムーズに蓋をのせることができました。
500mlの長いサイズのペットボトルは、内寸に収まりませんでした。
出しっぱなしでも綺麗な容器、陶器製ならではの安心感があります
台所の床上に置いていますが、綺麗な甕なので床上に置いておいても、さまになる気がします。
熟成期間が約10か月もあるので、出しっぱなしにしておいても苦にならないのは嬉しいです。
他の素材の容器と比べ厚みのある陶器製の容器は、外気の温度の変化の影響を受けづらいと言われます。
流しの下や床下収納などの保管場所がなくても、キッチンの一角に安心して置いておけました。
煮沸消毒は出来ない容器でした
大きな容器なので、煮沸消毒は出来そうにありませんでした。
アルコール度数の高いお酒で容器内側や蓋の内側、容器の渕などを拭いておきました。
12月~2月の間に行う寒仕込みの場合は、カビの発生が起こりにくいと言われていることもあり、あまり気になりませんでした。
重たくなり、移動が大変です
重石をのせる前に、重さを量ってみました。甕の容器部分とお味噌で7キロくらいの重さがありました。お味噌を詰めた後、容器を移動させるのは大変でした。
蓋や重石をのせた後は、10キロ近くの重さになってしまいます。布巾の上にのせて、滑らせるように移動させています。
取っ手のない容器なので、持ち上げるときが特に大変そう。あらかじめ十分なスペースを確保し、動かさなくても良い場所に置いておくのが良さそうです。
出来上がりを楽しみに待てる、陶器製の容器です
甕はツルツルとしていて洗いやすく、乾きも良く、お皿を扱うような感覚で使いやすかったです。
容器自体が重たく、洗う時や持ち運ぶときは少し大変です。また、お味噌を仕込んだあとはかなり重たくなるので、仕込み後の甕を移動させるのに一苦労しました。
沢山の量の仕込みができるうえ、見た目にも綺麗な容器。床上に出したままにしておいても、苦になりません。
甕を眺めながらお味噌の出来上がりを待つことができそうです。