長持ちする常滑急須の使い方 使い始めは煮沸消毒、普段の洗浄は洗剤を使わず手洗いしてから、良く乾かして
常滑急須を長く使うために大切なのは、使い始めの処理と普段の洗浄です。
- 使い始めの「煮沸」
- 水やお湯で「手洗い」で洗浄
- 「注ぎ口」も忘れず
- 洗浄後は良く乾かす
使い始めに煮沸をしておいたり、使い終わった後に都度洗浄を行うことで、長く綺麗に常滑急須をお使いいただく事が出来ます。
1,使い始めは「煮沸」しておくのがおすすめです
常滑急須の使い始めは「煮沸」することをお勧めしております。煮沸しておくことで、急須を綺麗にお使いいただく事が出来ます。
常滑焼のザラザラした感触の急須は、小さな穴や凸凹が存在しているためであって、お茶を淹れた時にお茶の渋みなどを吸着してくれる作用を持っています。
しかし、使いはじめに何もしないままお茶を淹れると、空洞のところにお茶の成分入るため、より奥まで成分が入りやすくなり、汚れや匂いの堆積を促してしまいます。
煮沸をしておくことで、急須は汚れにくくなり、綺麗な状態が長持ちします。最初に十分に水分を含ませてあげることで、汚れの侵入を程よく防いでくれます。
常滑急須の使い始め「煮沸」の方法
- 鍋にお湯を張って、その中に急須をいれます
- 沸騰したら、弱火で15分ほどコトコトします
- 煮沸が終わったら自然乾燥でそのまま一晩寝かせます
煮沸が終わった直後の急須は、かなり熱いので、少し時間をおいて冷ましてから取り出します。
2,普段の洗浄は、水やお湯で「手洗い」
常滑急須をきれいに保つためには、洗剤等は使わず、手洗いで都度洗うようにしましょう。また、水ではなく、お湯で洗った方が茶渋が落ちやすくなります。
※洗剤や漂白剤のご使用はお控え下さい。常滑急須には、目には見えない小さな穴が空いていて、そこに水分とともに洗剤等も吸着されてしまいます。
※破損の原因に繋がりますので、食洗器のご使用はお控えください。
3,「注ぎ口」も忘れずに洗います
急須の注ぎ口とその本体との付け根部分は、茶渋成分が溜まりやすいです。注ぎ口用の細いブラシや、綿棒でこするようにして洗浄してください。
また、おすすめなのが、水道水の水圧を利用しての洗浄です。注ぎ口に直接水を流し込み、水流でしっかりと洗浄してください。
4,洗浄後は良く乾かしましょう
急須を洗った後、実は乾燥をしっかりさせることがとても大切です。
急須には水分が残りやすく、また素材がボコぼことしているため、残った水分のところに雑菌の繁殖もしやすいです。
注ぎ口を下にした状態で、急須の内側や渕、注ぎ口の中まで、水滴が残らないようにしっかりと乾かしてください。
洗った後はすぐに蓋はせず、しっかりと乾かしてからまた蓋をして戻しましょう。