【梅の量で選ぶ甕の大きさ】えんける道具店の甕 4リットルの容器で、1キロの梅の実を漬けてみました
こんにちは。えんける道具店の中村です。
今年の梅仕事に、塩漬けするだけで完成する、シンプルな梅干し「白干し梅」を漬けてみました。
えんける道具店の甕4リットルサイズの容器で、梅の実1キロを漬けてみました。
梅干しの仕込み容器は梅の量に対して、2倍~3倍の大きさのものが適していると言われます。(梅の実2キロで、4~6リットルのサイズの容器)
梅の量に対して、容器が少し大きすぎるかな、と感じました。梅の実が2キロあっても漬けられそうなサイズ感でした。
甕の消毒にはお酒を使って
梅の実を漬ける前に、甕の消毒をしました。
甕は良く洗って乾かしておき、焼酎をしみこませたキッチンペーパーを使い、全体を拭いておきました。
アルコール度数25%のものを使用してみました。
陶器製のつるつるとした表面は洗いやすく、アルコールのふき取りもしやすかったです。
使った梅の実の大きさ
梅の実1キロといっても、梅の実の大きさによって、かさばり具合は変わってきてしまいます。今回は、大きめの梅の実を選んで漬けました。
手のひらにのせた梅の実。結構大ぶりな梅を使いました。
甕に梅の実を入れると
まずは容器に塩を振って、梅の実を並べました。底が広いので、梅の実が並べやすかったです。隙間が沢山出来ました。
さらに繰り返して、梅の実が2段に並びました。丸い容器は梅の実を入れやすいように感じます。容器の口も広いので、手を出し入れしやすく、梅の実を並べやすかったです。
1キロの梅の実を漬けると
4リットルの甕に、梅の実1キロとお塩180グラムが入ったところ。容器の半分より下に収まっていて、まだまだ入れられそうです。
指をあてている高さのところまで、梅の実が入っています。
重石は塩を入れたビニール袋で代用
2キロの重石はお塩を入れたビニール袋で代用しました。1キロずつの重石を2つ用意しました。
1キロの重石一つを入れるとこんな感じです。容器の半分より上の高さまで、入っています。
さらにもう1キロの重石をのせたところ。容器の上まで、重石が入っています。広口の容器なので、重石が入れやすいです。
蓋をすると
蓋をしても、蓋が浮くことなく、スムーズに閉まりました。このまま、梅酢があがるまで置いておくことができました。
重石が容器から飛び出して蓋ができないときは
重石が保存容器から飛び出て、蓋ができなければ、ラップか新聞紙でホコリが入らないように全体を覆っておくと良さそうです。
梅酢があがってこれば、梅の実が柔らかくなってしぼむので、容器のカサは減り、蓋が綺麗に閉まります。
梅酢があがってきたら
3日過ぎるとこれくらいの梅酢があがってきました。梅のみは少し変形していて、全体的にカサが減ってきている感じがしました。
漬け始めてから5日目。梅酢が梅の実の上まで上がっていました。梅の実は少し潰れたような感じに変形していて、さらにカサが減っています。
この段階で、重石を半量に減らしました。容器には、かなりゆとりがありました。
甕ごと揺らす
梅酢があがってくるまでのあいだ、1日1回、梅酢を全体にいきわたらせるように甕ごと揺らして、カビを出にくくさせました。
丸い形の容器はとても揺らしやすく、全体にまんべんなく、梅酢をいきわたらせることができました。
梅の実1キロでも使えるサイズだけど、梅の実2キロくらいまでが仕込めそうな容器
梅の実を1キロと2キロの重石を入れても、ゆとりのあるサイズ感の容器でした。
梅干しの仕込み容器は梅の量に対して、2倍~3倍の大きさのものが適していると言われます。(梅の実2キロで、4~6リットルのサイズの容器)
えんける道具店の甕4リットルの甕なら、梅の実を1.3~2キロを仕込むのに丁度よいサイズ感です。
梅の実2キロも漬けられます
重石を入れたときに蓋が閉まらなくても、ラップや新聞紙でホコリが入らないように全体を覆っておけば良さそう。
数日がたち梅酢があがってこれば、梅の実が押しつぶされて、容器のカサが減ってきます。さらに重石を減らしていくので、蓋もしっかり閉めることができるようになります。
梅の実2キロくらいまでなら、仕込みやすいサイズ感の容器です。
梅干しの仕込みが終わったら
梅干しが出来上がったら、ぬか漬け容器やお味噌の仕込み容器にしたり、お米入れや食品ストッカーとして使ったりと、1年中活躍してくれる容器です。
シンプルな佇まいなので、とても置きやすく、馴染んでくれます。