toggle
2017-07-10

誠実な手仕事に出逢いました。【黒七輪・仕上げ】

こんにちは。
えんける道具店です。

丁寧な作業が続く、杉浦さんの黒七輪つくり。

↑ ロクロ成形の工程はコチラ。

↑ 空気口の成形の工程はコチラ。

 

5、焼成

三河土のパーツ(外側)、珪藻土のパーツ(内側)を別々に焼いていきます。

焼き窯のある隣の建物。

「だるま窯」と呼ばれる、瓦を焼くのに使われる伝統的な窯だそう。

焼き窯の中、みっちりと下から上まで七輪が積まれていました。約400個ほどを積み上げて焼くのだそう!テトリスみたいです。

その後、約700度の温度でじっくりと焼かれていきます。

6、結合

別々に焼いた、三河土のパーツ(外側)珪藻土のパーツ(内側)を接着していきます。

杉浦さんの黒七輪、断面。上部に接着用の土が施してあり結合されています。

接着部分の断面を拡大するとこんな感じです。

三河土のパーツ(外側)に珪藻土のパーツ(内側)をはめ込んで粘土で接着し、

表面の粘土をならして滑らかに処理していきます。

丁寧さが詰まっていますね。

7、仕上げ

いよいよ仕上げの工程です。

最後まで空気口の仕上がりを入念にチェックしておられる、恰好良い杉浦さんです。

こうして、黒七輪つくりは杉浦さんの丁寧な手仕事によって、誕生します。

杉浦さんという人。

手仕事とお人柄からにじみ出る、杉浦さんの「丁寧さ」「誠実さ」に出逢えたことが、何よりも嬉しく感じました。

印象的だった「同じ作業を繰り返す」という誠実な言葉と、入念にも確認や準備を繰り返すお姿。

そして、視線を黒七輪から外すことなく作業されるご様子。杉浦さんの細やかな手仕事を見させていただき、「手抜きのない真面目なモノつくり」を感じました。


その誠実さと丁寧さは、黒七輪の佇まいからも伝わってくるような気がします。

戦後の日本では都心部の庶民生活を支える調理器具だったという、七輪。
調理器具は炭火からガス火へと、時代とともに移行していきました。そんな現代でも昔の製法のまま作り続けられている、他にはない杉浦さんの黒七輪。いつまでも大切に守っていきたい道具です。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA